住宅の耐久性を高めるには、耐久性の高い構造や部材を採用する「構造の長寿命化」と、家族が永く暮らし続けることを考えて間取りを設計する「間取りの長寿命化」を組み合わせる必要があります。
プランニングに際しては、風向き、風量、雨量なども調査・計算して、町や敷地・環境に相応しい家を建てることも高耐久化=長寿命化に必要な条件となります。
快適で安全な住環境を提供する「長期優良住宅」
ワイズハウスでは無垢材を使用した頑強構造で、数世代にわたり住み継ぐこの出来る住宅の長寿命化を促進しています。また、維持・補修・メンテナンスを行うことで、自然素材の経年変化を楽しめる長期優良住宅を目指します。
長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するために、大きく分けて以下のような措置が講じられている住宅を指します。
- ・長期に使用するための構造及び設備を有していること
- ・居住環境等への配慮を行っていること
- ・一定面積以上の住戸面積を有していること
- ・維持保全の期間、方法を定めていること
国土交通省により「長期優良住宅」と認定されると下記のメリットがあります。
- ①住宅ローンの金利が引下げられます
- ②税金が軽減されます
- ・住宅ローン利用の場合
- 「住宅借入金等特別控除」の適用を受けることができます。「長期優良住宅」を新築又は購入した場合は、一般の住宅と比較して所得税の控除額が大きくなります
- ・登録免許税、不動産取得税、固定資産税が軽減されます。
耐久性を上げる工法
頑強な鉄筋コンクリートベタ基礎。
基礎は住まいでもっとも大事なもの。ワイズハウスでは「ベタ基礎」が標準仕様です。ベタ基礎を採用していることの理由の1つとして、地盤への荷重のかかり方があります。ベタ基礎は、一枚の大きなコンクリートの板の上に建物が乗ることで、地盤に対し家自体の荷重を均等にかけることができます。そのため、不同沈下の心配も少なくなります。基礎の立ち上がり幅は、基準の120mmを上回る150mm。より頑強な基礎が家をしっかり守ります。ベタ基礎下は地盤調査結果で判断したうえで、直接基礎または、柱状改良・表層改良などの地盤改良工事を提案致します。
高い通気性の換気工法
基礎内の床下換気を確保するために、基礎パッキング工法を用いています。基礎パッキング工法とは、通気性を持つパッキング材を基礎と土台の間に挟むことで、高い通気性を確保し、被害を未然に防ぎ、建物の耐久性や建材の耐久性や建材のもつ性能を十分に発揮させます。基礎パッキング工法による床下全周換気は、従来の床下換気口を確保する工法に比べ1.5~2倍の換気性能を実現します。土台の腐れを防ぐとともに、シロアリを寄せ付けにくくなり、完璧な換気効果を保ち、換気口を設けないため基礎にクラックが入るのを防ぎます。
木材の含水率
ワイズハウスは木にこだわります。含水率20%以下の乾燥無垢材を使用しています。木材に含まれる水分の割合を示すものが含水率です。
寸法の縮みや、曲がりや反りなどの発生を防ぐためには、十分乾燥させた木材を使用することが重要です。
含水率20%以下の無垢乾燥材の利点
- 1、乾燥収縮に伴う狂いや割れが防げます。
- 2、カビ・腐朽菌の発生を防ぎます。
- 3、強度が強くなります。
- 4、重量が軽くできます。
- 5、加工性が高くなります。
- 6、シロアリに強くなります(シロアリが住めなくなります)
シロアリ対策
ワイズハウスの土台・大引きにはカビやダニが発生しにくく、シロアリを寄せ付けない無垢の国産ヒノキ材を使用しています。<
防蟻処理は人に優しく長持ちするホウ素系の防腐・防蟻剤を使用しています。
主原料は「ホウ酸塩鉱物」。従来の農薬系と異なり、ホウ酸塩は安定した無機物なので分解されず、また揮発・蒸発することもないため効果が長期間に渡って持続します。非常に安全性が高いため、シックハウス対策に、健康住宅志向の方におすすめです。
瑕疵担保責任の10年義務化
木造住宅にとって構造材は骨格であり、10年にも及び保証に耐えるには乾燥材は必須条件です。全ての新築住宅において「構造耐力上主要な部分等」にあった瑕疵(=重大な欠陥)については、新築受け渡しの日から10年間、その瑕疵を補修するなどの義務を売り主・施工者が負うことになりました。