家づくりで失敗しないための大事なお話 第2話 【全7話】
今日は家づくりの具体的な内容をもう少し掘り下げてお話したいと思います。
まずは、なんといっても資金計画(お金)の話です。きっとあなたも「お金」のことが一番心配なのではないでしょうか。
・一体いくらで家が建つのだろう?
・払えなくなったらどうなるのだろう?
・毎月の返済額はどれくらいが妥当なのだろう?
・家以外に必要なお金ってどれくらいなのだろう?
ちょっと考えるだけでも、たくさんのハテナが出てくると思います。
少しでもハテナがなくなるように具体的なポイントを今からお話していきます。
住宅ローンを借りることになれば、金融機関などからお金を借りることになります。
たとえば、3000万円借りたいと思えば、3000万円の申請をして、貸してくれるかどうか金融機関が審査して実行に移されます。
また、金融機関の「この人だったら〇〇万円まで融資可能です。」というような個人に対する融資上限の額を提示してくれます。ここでいう基準とは、要は金融機関がその人に貸したい金額のことです。
ほとんどの方は、この金額を知ってしまうと、「その範囲内で家を建てて欲しい」と依頼をされます。
一見それは正しいように思いますが、はたして本当に正しいことなのでしょうか。
金融機関の仕事は、「お金を貸し付け、利息を回収すること」で利益を上げているわけです。
ですから、その個人に対し、ぎりぎりまでお金を貸したいというのが本音です。
その個人が、「どんな生活がしたいのか?」ということまでは考えてはくれません。
ですから、返済可能額を出すだけで、「余力」は考えてくれないのです。
つまり、金融機関があなたに「貸してくれる」という金額で本当に借りてしまうと、返済のためだけに働くことになり、家族と旅行に行ったり、外食したりするお金がほとんどなくなってしまいます・・・。
家づくりは、あくまでも幸せな生活を送るための道具です。ですから、返済にも多少の余裕が絶対必要です。
住宅ローン選択の失敗で家庭が崩壊したという話もたくさんあります。
では、「借りてもいい金額」とは一体いくらなのでしょうか。これは、各家庭によって異なってきます。
まずは、家計をしっかり把握することが重要です。
過去3ヶ月だけでもいいので、自分の家族はどんな生活をしているのかチェックしましょう。
・家賃
・駐車場代
・携帯電話代
・水道光熱費
・食費
・レジャー代
・お小遣い
・貯蓄
・保険代
など、収入と支出の詳細内訳をチェックします。
では、住宅ローンに費やしてよい費用はどの程度なのかというと、通常「今の家賃+駐車場代」と言われています。
ただし、これは毎月一定の貯金ができるという前提です。
賃貸では、メンテナンスや修繕などにかかる維持費は大家さんが払ってくれますが、マイホームではそうはいきません。
自分で維持費を賄わなければいけないのです。
ですので、毎月1万円程度は修繕費として家計に加えることをお勧めします!
第2話いかがでしたか?少しでも資金計画のハテナがなくなっていればと思います。次回第3話では「住宅ローンの選択」をお届けいたします。